«3月14日のドル円・南アフリカランド円相場まとめ»EU離脱により相場は低迷!いま話題のEU離脱問題、簡単にまとめてみました。
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どうも、クシナダです。「EU離脱」の問題が話題になっているのですが、正直私よく分かっていないんです。お恥ずかしながら、EU離脱って何ぞ?レベルです。少し自分が理解するために状況を整理してみました。
- そもそも、EU離脱とは?
- 離脱協定では何が決まった?(現在3月上旬、まだ可決はされていない)
- 本当に英国は3月29日に離脱する?
- 合意なしで離脱できるのか?
- 結局今どんな感じなの?
- 正直、EU離脱で困ることってなに?
- 3月14日のドル円・南アフリカランド円相場
- 3月14日の注目の経済指標
そもそも、EU離脱とは?
EUはヨーロッパの国々が集まってできた組織です。国1つ1つ自体は違うものの、共通通貨ユーロを扱い、比較的良好な関係を築きあげてきましたが、今回「EU離脱」の名の通り、今まさにヨーロッパ圏内の1つの国が離脱しようしています。それが、日本と同じく小さな島国イギリスです。
EU離脱問題は最近取り上げられているようにも思えますが、実はこの問題、2016年6月23日の国民投票から始まっています。その際に、イギリスが離脱するべきか、残るべきかを採決し、結果離脱が半数を超えたので「2019年3月29日にEUからイギリスが離脱する」と決定したのです。決定したはずだったのですが、ギリギリになって今さら揉めてるんですよね。
国民投票が終わってから、今現在の4年間ほど。定期的に、イギリスと他のEU加盟国との間でEU離脱に関する「離脱協定」をめぐる交渉が行われています。離脱協定は、離脱してから何をするか?ではなく、どうやって離脱するかを決めるものなんですよね。そんなとこから決めてるから、未だに何も決まらず揉めてるってわけですww
離脱協定では何が決まった?(現在3月上旬、まだ可決はされていない)
- イギリスがEUに手切れ金390億ポンド(5兆円ほど)を渡す。
- EUとの関税率を変更する
- アイルランドと北アイルランドに税関を設けない
- イギリスとアイルランドは自由に行き来できるようにする
イギリスはどうしてもEUとの関係を終わらせたいのですが、その背景には大きくアイルランドとの国境問題が関係しています。イギリスはアイルランドとは関税をなくして自由に行き来したいようですが、厳しいですね。正直適用されないと思っています。税関云々よりこの国境問題が背景にあって、何も決まらず不透明感がつづいているのだと思っています。
イギリスはうまく手元にアイルランドと北アイルランドを置いておきたいんだけど、それをEU加盟国が反対している感じ。このような国境問題は、テロにまで発展しますからね。近いうち考えられる現実です。
本当に英国は3月29日に離脱する?
「英国は2019年3月29日午後11時にEUを離脱する。」メイ首相はこの離脱日時を成立させましたが、これが延期になる可能性も出てきています。離脱を延期するにはイギリス以外の全EU加盟国の合意が必要。ただ、合意がなくても延期できる可能性もあるし、また離脱協定を国民投票で行う可能性もでてきたんです。ここで問題になっているのが今話題の「合意なき離脱」です。
合意なしで離脱できるのか?
合意なしというのは、イギリスが離脱協定の締結に失敗することを指します。 この場合、2019年3月29日以降に予定されている以降期間はなくなり、この日を境にイギリスでは即日EUでの法律が使えなくなります。
結局今どんな感じなの?
3月29日まで残すところあと2週間ちょい。2日前の3/12メイ首相がEU離脱案を採決するものの否決。EU議会がもう反対し、昨日3/13には「合意なき離脱」は回避された。何ともややこしいですね。簡単に言うと今の現状は、EU離脱は延期する!ってことです。ですが、結局また明日に「離脱期間延長」を認めるか否かの採決があるのでどうなることやら。ただ、現在はかなり高い確率でEU離脱延期の可能性が高まっていることに間違いないです。
正直、EU離脱で困ることってなに?
商業に影響でまくり
例えば、問題になっているのが日産。サンダーランドの日産工場は8000人以上を雇用する大黒柱なだけに、経営統合でフランスに持ってからたら雇用者はどうなる?リストラ対象ですよね。
しかも、インフィニティ生産終了し、エクストレイル次期モデルの生産計画を撤回したばかりなだけに、修復も不可能そう。雇用者だけでなくイギリス以外かの国からきているEU圏の学生にとっては学費の値段も変わって来るから、死活問題。
もちろん日本にも影響でまくり
関税、物価高、人件費高騰も予測できますし、これからイギリスと関連する日本企業の撤退は増えるでしょう。日産に然り、ホンダのイギリス工場も撤退を始めましたし、日本の自動車産業が揃って離脱しているので、経済への影響は大きく雇用者が路頭に迷う可能性大です。
正直、投資やポンド相場に影響する位に思っていましたが、日本を含め各国の企業に影響は莫大で、下手したらリーマンショック級なんて言われています。イギリスは小さな島国でそこが加盟国から見放された瞬間一気に落ちぶれるでしょうし、同じく小さな島国である日本も他人事ではないんですよね・・・。
このEU離脱問題、出口なしの泥沼状態です。果たしてこの沼から抜けれる状態はいつくるのか。私は怖くてポンド買えないし手が出せないので、このままだと一生ドル円と南アフリカランドでの取引で生涯を終えそうです。何とかしてほしいものです(;´・ω・) さて、私も調べながらなんとなくEU離脱の現状を理解できました。そんな感じで今日の相場予測をまとめてみます。
3月14日のドル円・南アフリカランド円相場
«ドル円相場»
今日のドル円相場は111円台をキープ。EU離脱をめぐる問題が不信感が募るなか、一時的に円買いが加速しましたが、今現在では動きは鈍くなっています。
«南アフリカランド相場»
南アランド相場も、下落中でしたが今は動きが鈍い状態。7.7円台を行ったり来たりで低迷気味です。ポジション建てはリスクかもしれないので慎重に取引した方がよさそうですね。
«関連»ここ最近の南アフリカランド相場のまとめです。
3月14日の注目の経済指標
- 21時30分 米)新規失業保険申請件数
- 21時30分 米)輸入物価指数
- 23時00分 米)新築住宅販売件数
本日に注目の経済指標はこの通り、米ドル指標が多いです。21時30分米)新規失業保険申請件数には要注目です。ただ、今引き続き英会議でEU離脱について話し合いが行なわれている最中であり、この材料が足を引っ張る可能性が大きく今日は相場が予想しにくいです。ポジションはあまり長い間持ってない方がいいでしょう。十分に注意して取引して言って下さい。引き続き相場の動向とEU離脱問題の動向について追っていきますので、この辺で失礼します('ω')ノ